近年の治療法
気になる肌の老化現象は、紫外線が大きな原因。
予防と治療機器の進歩で老化に対抗!
シミ、しわ、たるみ、そしてニキビ。女性にとって気になる肌トラブルはさまざまです。また、年齢を重ねるごとに、こうした悩みは増えていくもの。「赤ちゃんのようなつるつるした肌を取り戻せたら」と思っている人も多いのでは。
近年、こうした肌トラブルの治療にも、薬だけではなく、レーザー機器を使っての治療も増え、効果があることが分かってきているとか。肌トラブルと皮膚レーザー治療について、米沢病院院長の米澤士郎さんにお話を伺いました。
肌トラブルの中でも、加齢とともに気にする人も増えるシミ。この原因はいったいどういうものなのでしょう。「シミにもいくつかの種類があります。遺伝的要素の強いソバカスや女性ホルモン増加が主な原因の肝斑(かんぱん)、それと紫外線による肌老化が原因の老人性色素斑。これが最も多いのです」と米澤院長。
紫外線を浴びると、皮膚にある色素細胞(メラノサイト)を刺激して黒いメラニン色素ができるのだそう。年齢が若く、新陳代謝が活発なら、色素ははがれ落ちますが、年をとって細胞活性や新陳代謝が衰えると、色素が肌に残りシミになるというわけです。
「日差しの強い夏だけに限らず、1年を通して紫外線対策は必要なんですよ。日傘や帽子の使用、さらに日焼け止めの成分がはいったクリームなどが必要となります。」とはいえ、一度できてしまったシミはなかなか取れず、対処に苦慮している人が多いのが現実です。
肌トラブルに成果を上げている皮膚レーザー治療
こうしたシミを含む色素の異常に対する治療に成果を上げているのが皮膚レーザー治療です。「レーザーと聞くと恐いものという印象があるようですが、皮膚科で用いるレーザーは、ほとんどが可視光線や赤外線。紫外線やエックス線のような有害な副作用や、発ガン性はありません。光エネルギーを高めて、その作用を用いて、正常な皮膚を傷つけることなく、メラニン色素や色素細胞のみを破壊して治療するんですよ。」
シミのほかにもホクロやタトゥー(いれずみ)の除去にも使用されていて、それぞれの治療に適したレーザー機器があり、最近では治療機器の進歩で、皮膚のハリや小じわ、くすみなどの加齢に対する治療や、ニキビ治療も可能になりつつあるそう。「まずは洗顔のあと診察を行い、一人ひとりの肌質や状態に合わせた治療の説明を行います。もちろん機器の使用回数や期間も個人差があります。」
最近の代表的な治療機器を教えてもらいました。
『フラッシュランプ』いろいろな波長の光を顔全体に照射して、肌に負担をかけることなく、表面のしみやソバカス、赤ら顔などを改善。
『RF(ラジオ波)』ラジオ波を呼ばれる高周波を使った治療方法でしわ・たるみを改善。
『フラクショナルレーザー』肌にレーザーで目に見えない無数の微細な穴をあけ、すり傷や切り傷が自然に治るからだの仕組みと同じ働きで治療するもの。










